寿寿 リーダーズフォーラム

次世代を担う同士たちと語らう『寿寿-ことこと-の現状と課題について』

2018年4月3日

寿寿 リーダーズフォーラム
(写真左から 介護スタッフ:田中/主任:木内/施設長:米田/事務長:大平)

施設長:米田

米田:介護付き有料老人ホーム寿寿は2017年6月に開設して10カ月が経過しました。オープニングスタッフとして白寿荘から人事異動した5名が中心メンバーとなり、皆さんの協力もあり約半年で満床となりました。
しかしながら、まだまだ課題は山積しており、更にサービスの質を高めるにはどうしたら良いのかを話し合いたいと思います。
まずは現状で困っている課題や問題点はありますか?

主任:木内

木内:そうですね、介護主任という立場をさせて頂く中で試行錯誤の毎日ですが、レクリエーションや行事イベントの充実を図る必要があると思っています。
「食事・排泄・入浴」の身体介助や、「掃除・洗濯等」の生活援助は外す事のできない重要なサービスですが、レクリエーションや行事などの寿寿にしかないサービス提供にも尽力しなければならないと思います。

施設長:米田

米田:確かに、ご家族様からもレクリエーションのニーズを良く耳にします、寿寿全体で提供するサービスとは別に、利用者個人の状態や趣味趣向に沿ったサービスを模索していく必要があると思います。
田中さんは、入社してまだ3ヶ月ほどですが、どう思いますか?

介護スタッフ:田中

田中:はい、こうして施設長や主任の前で話をするのも緊張しますが、まだまだ介護技術や認知症介護についても勉強中で日々の業務を行うことで精一杯になってしまっています。
レクリエーションについては、近所の公園へ散策や、利用者様と買い物に行ったりしています。数人の利用者様と買い物に行くと、色々な話しをして下さったり、利用者様同士の会話を聞いたりして、仕事の楽しさを感じる事ができますので、このような機会を増やしていけたらと思っています。

寿寿 リーダーズフォーラム

主任:木内

木内:田中さんは、寿寿が初めての介護の職場だと聞いています。食事・排泄・入浴介助等全てが初めての経験と思いますが、一つ一つの対応は丁寧で、こちらも初心を思いだす事が出来て改めて勉強になります。

事務長:大平

大平:そうですね、我々は経験をもとに優先順位をつけてしまいますが、利用者様にとって効率よりも重要な事が当然あると思います、田中さんの仕事を見て、我々も利用者様への対応を見直す良い機会になりますね。

施設長:米田

米田:仕事が早いから良いという訳ではなく、入居者様のペースに合わせた介助が求められますよね。
全てを介助するのではなく、入居者様が出来る事はご自分でやって頂く「自立支援」が大切になってくると思います。
話を戻しますが、現在課題となっているレクリエーションについて、今後どのような取り組みが必要ですか?

寿寿 リーダーズフォーラム

事務長:大平

大平:約半年間で42名の入居者様にご入居して頂きました。新しい入居者様が増える度に業務内容が増えるため、介護業務が落ち着きませんでしたが満床になったことで、業務の安定と時間的なゆとりが出来てきました。
今後は、介護職員数を安定させレクリエーション等に多くの時間を従事できる職員を確保していきたいと思っています。また、レクリエーションの内容についても、地域で開催している認知症喫茶(オレンジ喫茶)に参加したり、地域包括支援センターが開催しているイベント(100歳体操)に参加したりと、開かれた施設作りの取り組みも行っていきたいと考えています。

施設長:米田

米田:地域交流の場を増やしていくことはとても重要だと思います。
地域住民と繋がることで、介護の事で困り事があったとき、「あそこの施設に相談すれば安心」と思ってもらえる施設作りが必要だと思います。また、入居者様に対しても地域交流が増えることで、QOL(生活の質)を上げることが出来ます。
「寿寿に入居して良かった。」と思っていただける施設作りに取り組んで行きましょう。

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