白寿荘 リーダーズフォーラム
次世代を担う同士たちと語らう『白寿荘の現状と課題について』
2018年4月10日
(写真左から 施設長:仙石/主任:工藤/副主任:松本/介護スタッフ:西山)
仙石:白寿荘が開設して15年目に入ります。2017年(昨年)の有料老人ホーム寿寿開設にあたり、中核となっていたスタッフ5人が異動することになりました。
新たに工藤主任が着任しましたが、困っている課題や問題点はありますか?
工藤:そうですね、直接介護に携わる機会が少なくなるので、副主任、フロアリーダー・各委員会を中心に、2つの課題についてどのように取り組んでいくかを話し合っています。
1つめはスタッフの入れ替わりもあり、初心に戻る事も含めて「常にご利用者を意識して行動をする事」2つめは「マニュアルを改善していく事」です。どうしてもマニュアルに縛られ、行動基準を気にするばかりに、現場で起こっている些細な問題に目を背けている傾向があるからです。
仙石:確かに、直近の2年間はスタッフの異動もあり、指導や伝達方法にばらつきがあったかもしれません。
新たに入社したスタッフは利用者様の詳細な変化に気づけてもマニュアルを順守するばかりに、自ら行動に起こすことを躊躇したかもしれませんね。
西山さんは、どう思いますか?
西山:そうですね。出勤してからやるべき事がたくさんありますので、時間に追われている印象はあります。
指導については特定のスタッフから教えて頂けるので問題はないのですが、内容によってはマニュアルと違う事があり困惑する事もあります。
松本:指導を行うスタッフは特定の人に定めているのですが、マニュアルを改定した事が上手く伝達できていない事があるかもしれません。
最近は全体で会議を行う事が少なくなり、各委員会での決定や、分業をしっかり行う事で効率的に物事を進めていこうとする傾向が強くなり過ぎていると思う事もあります。
工藤:そうですね。効率的に物事を進めるだけでは無く、答えは明確にならなくても全員で問題意識を共有する事も大事かもしれません。
仙石:マニュアルを改善していく事についてはどうですか?
工藤:はい、マニュアルについては一時期、携帯型を作成していましたが、多くなり過ぎて整理が必要と思っています。
介護保険に定められている中身だけでは無く、利用者様、個人個人に沿ったマニュアル作りを進めていこうと思っています。
現場の介護力向上の為には、やはり基礎知識としてマニュアルを全員が統一し、現場の判断により応用していかなければならないと思います。
松本:そうですね。現場で判断すべき事は時間が無い場合が多い為、迷う事も多くあります。
西山:たしかに、副主任やリーダー等の判断を仰ぐ事も多いですね。
仙石:白寿荘での行動は、利用者様や職場の仲間が持つニーズを満たす事を「良し」として指針を作成しなければなりません。
しかしながら、際限なく資源があるわけではないので、誰がどこまで決定できるかをマニュアルで定めておく事はスタッフの判断基準に必要な事ですね。
ただし、今起こっている問題を自分のものと受け止めて直ぐに行動に移せる事が最重要と思います。
工藤:確かに、白寿荘は365日24時間なので、管理者と連絡が取れず判断しなければならない事もありますので、全員が基本指針に沿って自ら行動できるように、マニュアルを改定していきたいと思います。
仙石:白寿荘は現在スタッフ50名で運営されていますが、法人が大きくなるにつれ人事異動もある事からオープニングスタッフは自分を合わせ4名となりました。
しかしながら介護サービスを提供させて頂くにあたり、質の確保は絶対的な約束事であり、全員が常に向上心をもって運営していく事が一番重要な事と思います。
今後もご利用者目線の運営を心掛けていきたいと思います。
翠
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